国立大学法人 電気通信大学 榎木研究室

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活動の報告

【2回目】アメリカ科学振興協会(AAAS)のWebマガジンにて人工知能による相変化熱伝達の予測に関する論文が紹介

本研究室で取組んでいる,人工知能による相変化熱伝達の予測の論文が,アメリカ科学振興協会(AAAS)のWebマガジン EurekAlert!に掲載されました.

本学の清雄一准教授,早稲田大学の齋藤潔教授と積極的に勧めている研究の1つで,EurekAlert!に掲載されたことにはとても意味があります.
また,榎木研究室にとっては2回目の掲載となる快挙です.
AAAS 1度目の掲載へのリンク

2007年に世界で初めて,気液二相流の沸騰熱伝達予測について日本混相流学会の論文集である混相流で論文発表し,日本語でしたが日経新聞などに取り上げられて,あらゆる所から沢山の招待講演の申し出を受けました.
混相流に掲載された論文へのリンク
その続報版を英語で執筆し,今回は世界中に発信したということになります.

この研究を,元からの共同研究先である,九州大学の宮崎隆彦先生が大変興味を持たれて,「Thermoinformatics」という熱工学と情報学の融合である造語を命名してくださって,この論文からThermoinformaticsという言葉が使われています.また,サーモインフォマティクス研究会という研究会を,日本機械学会の環境部門にて立ち上げて活動をしています.

この分野も様々な課題が残されている,奥深い研究です.
単純に深層学習にかければ良いのではなく,清先生のような情報の専門家と,私や齋藤教授そして宮崎教授の熱工学の専門家によるディスカッションにより互いの情報を共有し勉強し合うことで,学術的に正しい論文として成果を出しています.

今後は,深層学習による物理メカニズム解明や,究極の客観性を持つ深層学習からのアウトプット物を,いかに我々が理解して新しい知見を得るかということを,このAI研究では行っていきます.

以下,EurekAlert!の記事,およびサーモインフォマティクス研究会のHPのリンクです.

EurekAlert!の記事へのリンク

サーモインフォマティクス研究会のHPへのリンク

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