国立大学法人 電気通信大学 榎木研究室

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活動の報告

やまがた環境展2023で積雪発電紹介を出展

投稿:榎木

10月14日(土)と15日の2日間にわたり、やまがた環境展が開催されました。この展示では、主に積雪発電に焦点を当て、その仕組みやメリットを紹介しました。詳細情報は以下のリンクからご覧いただけます。
https://www.pref.yamagata.jp/documents/2327/b14.pdf

ブースの写真(昆虫食の旗が目立ちますが....)

この展示は、今年の2月22日に山形県最上総合支庁環境課で行った積雪発電とエネルギーに関する講演を契機として、今回は最上総合支庁からの光栄な依頼を受ける形で実現しました。

やまがた環境展は、山形県などが主催する環境イベントで、県内最大規模のものとして知られています。会場となった山形ビッグウイングには多くの来場者が足を運び、積極的に展示物を鑑賞されていました。詳細情報は以下のリンクからご覧いただけます。
https://www.pref.yamagata.jp/050010/kurashi/kankyo/recycle/kankyouten/reiwagannenkankyoten.html

積雪発電の紹介において、研究室からは修士学生の武内君と福井君が中心となり、ポスターやその他の展示資料を準備しました。積雪発電は実演が難しいこと、そしてスターリングエンジンの模型も動かせないため、ポスターやチラシを通じて発電の原理を来場された方々に説明しました。しかしながら、子供たちも多く来場することを予め知ることができていたため、実演できない積雪発電の説明だけでなく、科学的な興味を持ってもらう機会にしたいという意見で研究室内で一致して、最上総合支庁環境課からの許可を得ました。
そこで、熱の可視化が可能なサーモグラフィーと高速度カメラを用意し、蒸発過程やライターでの着火瞬間をリアルタイムで観察することにしました。

やまがた環境展を通じて、山形県で積雪発電に対する認知度が高いことを知ることができ、私たちの社会的責任を再確認することになりました。

空き時間などには他の展示ブースを訪れることで、ゴミ処理の問題、断熱材の開発、地下水の利用など、多くの出展者が最新技術を紹介していました。
個人的に特に印象に残ったのは、最上川流域下水道事業連絡協議会が出展されていた、水に溶けないものを排水しないための体験コーナーでした。
ここでは、下水の配管を模した透明なパイプ内にティッシュペーパーとトイレットペーパーを流して比較する実験を行い、ティッシュペーパーが水に溶けないことを体験として知ることができて、同時に、トイレットペーパーが水に溶けやすいことも知り、非常に勉強になりました。

山形県を初めて訪れたのは、上述の今年の2月であり、それから冬、夏、秋の3回の季節を滞在することで、東京や出身地の九州とは異なる景色や環境を経験しました。
これらの異なる季節を通じて、南国出身の私には新たな発見と興味深い経験が多く、特に雪国出身の方々から伝えられる生活の知恵や歴史に触れることで、視野が広がったと感じます。

最後に、今回も研究室の学生達を含めて多くの学びの機会を提供していただいた 山形県最上総合支庁環境課をはじめとする関係者に感謝の意を表します。

余談
山形県は美味しいラーメンで知られているようで、今回の出張で初めてその味わいを楽しむ機会がありました。
以前に食べた山形のソバは衝撃を受けましたが、ラーメンも負けず劣らず美味しかったです。ラーメンもソバも、これまで食べてきた麺類と比較して、かなりコシがあるのも特徴だと感じました。
特に豚骨ラーメンばかり食べてきた人生だったので、醤油ラーメンの出汁が効いているスープは新鮮で絶品でした。
山形県、青森県、北海道で食べるものは、通常の食事では味わえない特別なものが多いため、出張時はどんなに疲れていてもコンビニで食べ物を買うことはまずあり得ず、ほぼ必ず外食に出かけます。

ブース裏 ↓

小学生へ積雪発電を説明 ↓

熱心に聞いてくださった方と記念撮影(HP掲載の承諾済) ↓

出展関係者(研究室と県職員さん) ↓

下水道事業連絡協議会のブース(HP掲載の承諾済) ↓

【動画】ティッシュペーパーとトイレットペーパーの水溶性の違いについて
(HP掲載の承諾済,スローで撮影しているため光源の影響で明るさが明暗繰り返すので注意してください) ↓

【動画】各ペーパーの配管内流れの違い(HP掲載の承諾済) ↓

[おまけ]山形ラーメン ↓

[おまけ]山形そば ↓

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