Sebelas Maret University 教授 (非常勤)(Adjunct Professor)就任 とインドネシアという国について
10月11日付けで,インドネシアの大学,Sebelas Maret UniversityのVisiting Professor(客員教授)に就任しました.
→ 10月15日(金)の先方とのリモート会合によって,より大学教育研究に携わる Adjunct Professor に変更.10月1日付け.
これまでにVisiting Lecturer として年に1度の講義を数年行ってきましたが,今後は共同研究も引き続き継続しつつ,流体力学 (Fluid Mechanics) に関連する3コマの講義を10月18日からリモートで担当します.
10月5日のUNS主催の国際会議では基調講演者として,第1回の講義も兼ねて今私が取組んでいる研究および熱工学と流体力学の基礎について簡単に紹介しました.
(UNSでの紹介とシラバスが発表され次第,リンク張る予定)
インドネシアは発展途上国ですが,高度成長のまっただ中でかつ人口が多い(出生率が高い)ため,後10年ほどでGDPは日本はインドネシアと並び,追い越される日がくると予測されています.
この経済を今後支えるインドネシアの学生のパワフルさには圧巻されるものがあり,日本も早急に学術界への対策をとらないと非常に不味いと感じています.
また,インドネシアはエネルギー資源が豊富であるため,その活力は圧倒されるところがあります.
一方で,エネルギーが豊富であることで無駄遣いが多いことも事実で,コロナ禍前に現地でエネルギー問題について深く考えさせられたことがあります.
そこで,私は日本人ですが,学問(研究は含まない)に国境はないのでそこは平等に学生に接して,エネルギーの効率的な利用方法について講義して,世界中でカーボンニュートラルが達成できる一助となる活動を続けたいと思います.
もちろん日本の国益を損なうような研究活動については,例え友好的な国で雇用されている立場であろうとも,知的財産を保護しながらきっちりと対策した上で共同研究する必要があるという問題はあります.
このように,インドネシアで講義を担当する機会を与えてくれたSebelas Maret Universityには感謝の気持ちがあるけれど,日本人として日本の経済発展を懸念している複雑な気持ちが増したことも事実です.
日本が長期的な経済停滞をしている間に,他の国はどんどん発展していっている現実について,早急に直視し対策しなければいけないのではないかと,私は考えています.
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