高速度カメラ と マイクロスコープレンズ
研究室で保有している高速度カメラとレンズは以下の通りです.
NEDOプロジェクト遂行に必要な混合冷媒沸騰の現象解明に使用.
● 高速度カメラ
1台目
FASTCAM Nova S16 (フラグシップモデル)
最高撮影速度 1,100,000 fps (1秒間あたり110万回撮影)
メモリ 128 GB
元々は Nova S9を使用していましたが,沸騰した気泡を追跡計測する際に,完全な計測ができなかったため,筐体は同じなのでアップグレードしました.
また,PC保存時に現状のモデルでは1Gbpsで撮影したものを転送していたため,1実験あたり20分程度弱もの保存時間が必要で,研究遂行スピードの律速となっていました.
今保有モデルは,10 Gbpsと10倍の速度で転送できるため,より早く次の実験へ移行できるようになりました.
フォトロン製の画像解析ソフト「TEMA」も合わせて所有していて,2次元から様々な3次元計測まで多くの測定結果を取得しています.
※フォトロン様からの掲載許可をいただいています.
本研究室にて,このカメラを用いて取得された映像サンプル
2台目,3台目
FASTCAM Mini AX50
カラー撮影およびモノクロ撮影可能
最高撮影速度 170,000 fps (1秒間あたり17万回撮影)
※フォトロン様からの掲載許可をいただいています.
● レンズ
単焦点や広角レンズなど用途に応じて数種類
特に混相流現象,特に混合冷媒沸騰の現象の解明に使用する用途として,以下のマイクロスコープを高速度カメラに取り付け使用している.
Leica Z16 APO (ズーム比は,16:1と極めて大きく,0.57X~9.2Xのズーム設定範囲は業界最高)
※ライカ様からロゴの掲載許可をいただいています.
謝辞
ここに示した装置の多くは,国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業(18101012-0)で得られたものです.
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